Fate/stay night [Heaven's Feel]Ⅱ.lost butterfly 感想

ついに2章となったheaven's Feel(以下HF)

1章の時も運良く2週目舞台挨拶に行くことができ、今回も2週目舞台挨拶に行き私のHFは初日を迎えた。

 好きな映画を見るとき、もちろん上映時間が長いほうが嬉しいので私はいつも終わる時間を気にしてハラハラして見ている癖がある。

しかし今回のHFは見ていても お?結構長いぞ(ワクワク 作画、背景すげえ・・・ ここまでやるのかー!  と3章に向けて期待が高まるような気持ちにさせてくれたのでとても満足でした。

 

 

以下ネタバレ

前に書いた記事も見て自分も振り返って書きます。

 

 

 

舞台挨拶は本編鑑賞後でしたが先にこちらから、何を話していたかちゃんと聞いているものの印象に残って覚えているもの(大体しか合ってないと思われる)

・ゲームではイリヤに会いに行く選択肢?行動が多かったけど映画では見守る役で、セリフより目や見つめる描写を多くした。(HFのイリヤの役回りから)

・ufoのMさんが滅多に感想を言わない人だけど、鑑賞後に面白いと言ってくれた

(近藤さんがこれは秘密にしてって言ってた)

・ランサーアサシン戦でコンテ見たとき「?」となった、ランサーも動いてるのに背景の車も動いてて3Dの人たちと頭を抱えた

・励みになるので感想たくさん下さい! だそうです

バーサーカーVSオルタ戦で門脇さんがバーサーカーが何度やられても立ち上がるところでその度に自然と涙を流していたこと

臓硯とアサシンがアインツベルンの城を訪れ対話している際、自分の肩から手で丁寧にイリヤを下ろしている仕草が本当に騎士のようで素敵だと思った。

 

 HFはゲームもプレイしていてどうなるかわかったいたし、あの歌詞も本編そのままだな、とは思っていたけど映画を見てから改めて見るともっと面白かったので後日改めてまとめたい。

 大画面〇ックスとは聞いていたものの、あそこまでやるとは思っていなくてびっくりした。下着や体の書き方がアレでがっかりしたのはしょうがないね。

 

間桐慎二

 舞台挨拶でもいいキャラだと言われていたが、あの無視のされっぷりはみているこっちも心が挫けそうになった。憧れの遠坂に全く相手にされないのも辛い。

 キャストがfate聖杯戦争とどう向き合ってるかという情報を目にしたのだが、神谷さんは慎二は聖杯戦争について深く関わらないし知らないからわざと知らないようにしているっていうのを見て流石神谷さんだなと思った(最近テレビでプロフェッショナルを見た)

 

ギルガメッシュ

「劇場版Fate/stay night [Heaven's Feel]」リレーインタビュー(4)中田譲治&関智一 “僕いちばん”と思っているのがギルガメッシュ : ニュース - アニメハック

大好き、かっこよかった。映画自体が面白すぎてすっかり存在を忘れていたけどあの短い時間であんなにかっこいい(?)見せ場を作ってくれて感謝しています。

 

藤村大河

 今作で一番涙をさらっていった女、タイガー道場の師範代。

あの映画オリジナルシーンはとても素晴らしかった。やっと彼女が先生らしいことをしてくれた貴重なシーンである(?)

今まで衛宮家に集うみんなを見てきたからこそ言えることがある、それはドア越しに聞いていたイリヤ、桜、大河自分自身にも深く響いたであろう。

 

・セイバーVSバーサーカー

 すごいとしか言いようがない・・・。激しいけれど静かだという印象があった、お互いなにも喋らないからだろうか?いやそんな単純なことではないはず。

何回も放出されるエクスカリバーに何回も生き返るバーサーカー、よけいなことはいらない力のぶつかり合いを大スクリーンで見させてもらった。

マスターが変わりオルタ化したことによってかなり強くなってしまうセイバーさん大好きです。(UBWで凛と契約した時も)

 何回も言うけどセイバーが柳洞寺で影に飲み込まれてから士郎が探すシーン、あそこでセイバーの大切さを知り、3章の例のシーンに繋がる大事なところなのでもっとしっかり描いて欲しかったです!!!!!(あのシーン大好き)

 

言峰綺礼

 令呪を使い切っちゃう綺礼好き~~~!!!

 

・アーチャー

 影に耐性があることから徐々に視聴者に正体を明かしつつある彼。

士郎に腕を移植する前に凛の額をそっと撫で、「達者でな、遠坂」と士郎に寄せてセリフを言う諏訪部さんの演技がもう堪りませんでした・・・今更アーチャーを好きになりました。

 後から確認したら原作では

遠坂の髪を、一度だけ、愛しげに梳いていた

となっていたのでもうアーチャーへの愛しさが止まらない。

 

遠坂凛

 登場がかっこよすぎる、士郎でなく凛が桜のヒーローであるかのよう、私なら惚れてるね。

姉という立場よりも冬木の管理者として桜を処理すると言い放った生真面目さ。

  桜に姉さんと呼んでもらえて嬉し恥ずかしなところは最高にかわいかった。というかいちいち照れる凛がかわいい。

 

間桐桜

 夢を見ている、家族3人に置いていかれて電車が出発してしまう。1人だけ家族とは違う方向に進んでしまう彼女。

虫に襲われるところは何回見ていても気持ち悪くて、今回電車内のシーンに至っては怖いとも感じてしまった。あれだけの虫や苦行にどうして耐えなければいけないのだろうか、桜のことを考えると心が痛む。そしていつもこのセリフを思い出す。

桜(・・・いや守ってくれないのはこの人だけじゃない。ずっと前から思っていた。ずっと前から恨んでいたんだ。なんで。なんで━━なんで私の周りにある世界は、こんなにも、わたしを嫌っているんだろう、と━)

 1章でも今回でも影は執拗に凛を狙ってくるのは故意だよね?

土蔵で2人の話(士郎が高飛びをしているのを姉妹揃って見ていたことが発覚する)を聞いてから、より彼を取られたくないと思っただろう。桜の味方になると言われてから凛とすれ違うとき、自分を選んでくれたことにどんなに優越感を感じただろうか。

 鏡に映る影がズレていく演出がいい。自分はあの影で、さらに人を殺めているなんて自覚していないかのよう。

 物語後半、もう人を食べるのは当たり前に、喜々として行っていくようになる。ギルガメッシュ相手でもあの態度である。

これからどんどん自分の感情をむき出しにしていく彼女だが、私はそれが好きだ。今まで自分を抑制してなにも喋らなかったぶん姉への嫉妬心が語られていくのが堪らない。   →3章での姉妹の戦いに続く

 士郎が桜を殺そうとするがどうしてもできずに部屋を去る。

その後流す桜の涙は「私を殺して(怒って)くれるんだ」という安堵によるものだっただろう。(原作ではここで桜は目を覚ましている)

 

衛宮士郎

 逃げ出してどこにも帰るところがなくなっちゃった桜をまた家に、帰る場所に連れ戻してくれる。これからも桜を許し続けると誓った。

 躊躇いなく自分の血を与える行為に衛宮士郎の自己犠牲と歪さが伺える、

がしかしHFでは影の正体に気づきつつ一番最悪な可能性、桜が自分の敵だと知る。

本当の望みを自分から叶えようとするところに人間味が出てくる。だからHFの士郎は好きだ。

 自ら何年も貫いてきた正義の味方という信念に相反するものと戦う士郎の葛藤が視聴者との気持ちと重なって、どうしようもできないことに対する重みがより加わる。

 


 私は本編プレイ済だけれど映画でHfを初見の人はどうおもったのだろう。
まさしく映画の士郎のように、影の正体に薄々気付きつつ
桜であってほしくないという気持ちになっていたのではないだろうか。

 そして今回は慎二と士郎に視聴者がよく感情移入できるように作られていたような気がする。

 

 一緒に見た友人がHF、fateシリーズ未視聴らしく、影やアーチャーの正体にも気づいてきたようなのでこれから3章公開に向けて他2ルートのアニメを是非見てもらいたいし、未視聴者の感想をもっと聞かせてほしいいと思った。

 何回でも言うが私はオルタと士郎、桜と凛のシーンが本当に大好きなので3章は楽しみでしかない。

どこかで 消えない想いを どうか…

 

1週目は見に行けなかったものの、友人から来場特典のオルタを頂いたので余は満足である。